近年、動物医療やペットケアの分…
愛犬とリビングで楽しむ『おうちで健やか・ゆるアジリティ』のススメ
なぜ「ゆるアジリティ」が全世代におすすめなの?
アジリティと聞くと、猛スピードでハードルを越えるスポーツを想像するかもしれません。しかし、今回おすすめする「ゆるアジリティ」は、速さや高さを競うものではありません。
自分の手足の位置を意識しながら、ゆっくり、丁寧に動く。これは「脳トレ兼フィットネス」として、どのライフステージのワンちゃんにも嬉しいメリットがあります。
- パピー(子犬)期: 自分の体の動かし方を覚える「体育の時間」。様々な動きや感触に触れることで、自信とバランス感覚を育みます。
- 成犬期: 運動不足の解消とストレス発散に。頭を使って動くことで、短い時間でも心地よい満足感を得られます。
- シニア(高齢)期: 使わなくなりがちな筋肉への適度な刺激に。無理なく体を動かすことで、健やかな毎日の筋肉の維持をサポートします。
今すぐできる!「おうちアジリティ」3つのメニュー
始める前に、必ず滑りにくいマットやカーペットを敷いて、安全な環境を作ってくださいね。
① クッション・マウンテン(体幹&バランス)
- やり方: 座布団やクッションを床に置き、その上をゆっくり歩かせたり、お座りさせたりします。
- ポイント: 不安定な足場でバランスを取ろうとすることで、体を支えるインナーマッスルが自然と刺激されます。「グラグラするけど大丈夫!」という経験は、パピーの自信にもつながります。
② ペットボトル・スラローム(柔軟性&集中力)
- やり方: 水の入ったペットボトルを等間隔(50cm〜1m程度)に並べ、おやつで誘導しながらジグザグに歩かせます。
- ポイント: 体を左右にしなやかに曲げる動きは、普段の散歩ではあまり行わない動作です。飼い主様の合図に合わせて動くので、コミュニケーションの強化にもピッタリです。
③ タオル・レール(足運び&意識)
- やり方: 丸めたバスタオルや突っ張り棒を床に置き、またいで通ります。
- 注意点: ジャンプさせる必要はありません。特にパピーやシニア犬は、またぐだけで十分な運動になります。
- ポイント: 「後ろ足までしっかり上げる」ことを意識させる運動です。シニア犬の足腰ケアとしてはもちろん、パピーが自分の足の位置を把握する練習としても最適です。
体を作る「栄養」も忘れずに
楽しく動いた後は、体を作る材料となる栄養補給も大切です。 筋肉や皮膚、被毛など、犬の体の多くはタンパク質(アミノ酸)から作られています。
- 良質なタンパク質: 成長期のパピーには体を作る材料として、シニア犬には日々の健康維持として、消化吸収の良い良質なタンパク質を含む食事を心がけましょう。
- アミノ酸(BCAAなど): 運動後のリカバリーや、健康な体のコンディション維持に役立ちます。
毎日の食事に気を配ることも、長く元気に走り回るための大切な「ケア」の一つです。
今日から始める「健やか習慣」
「ゆるアジリティ」は、単なる運動ではありません。愛犬が「できた!」と喜び、飼い主様が「すごいね!」と褒める。そのやり取りの積み重ねが、愛犬との絆をより深く、強いものにしてくれます。
雨の日も、風の日も、おうちのリビングが最高の遊び場に。 愛犬の一生に寄り添う「ゆるアジリティ」で、笑顔あふれる毎日を過ごしませんか?
※本記事で紹介する運動は、健康維持を目的としたものです。持病がある場合や、痛みがある様子が見られる場合は、無理をせず獣医師にご相談ください。



