「ドッグスクール=噛み癖や吠え…
シニア期の愛犬・愛猫の「毛並み」が変わる3つの理由とは?内側から輝くためのエイジングケア
シニア期に入った愛犬・愛猫を撫でているとき、「昔に比べて毛の手触りが変わったかな?」「毛並みの輝きが少し減ったかな」と感じることはありませんか?
「年をとったから仕方がない」と諦めてしまう前に、一度毎日のケアを見直してみませんか?実はその被毛の変化は、年齢とともに変わっていく体からの「ケアを見直してほしい」というサイン、つまり健康維持を考える重要なタイミングである合図かもしれません。
今回はシニア期のペットにあらわれる変化の理由と、日々の健康を維持することで若々しさを守る「エイジングケア(※)」について解説します。
(※エイジングケアとは年齢に応じたケアのこと)
シニア期に「毛並み」が変わる3つの理由
愛犬・愛猫も7歳〜10歳を超えるとシニア期に入ります。見た目には元気でも体の内側では少しずつ変化が起きています。毛並みが変わる背景には、主に以下の3つの理由が考えられます。
1. 栄養を吸収する力のリズム変化
食事の量は変わっていなくても、加齢とともに消化力や吸収力のリズムは変化します。
若い頃と同じ食事をしていても、被毛の健康維持に必要なタンパク質やビタミンなどの栄養素が、十分に消化吸収されずに体の外に出てしまって効率よく利用されなくなっている可能性があります。シニア期には、量よりも「質」と「吸収のしやすさ」に着目した食事選びが重要になります。
2. 皮膚の水分保持力の変化
年齢を重ねると、皮膚の水分を保つ力が徐々に衰えて乾燥しやすい環境になります。土台である皮膚が乾燥すると、そこから生える被毛も潤いを保ちにくくなります。
人間と同じように、シニアペットも乾燥への配慮が必要です。特に冬場やエアコンの効いた室内では、加湿などの環境づくりも大切です。
3. 全身の健康バランスの変化
シニアになると、基礎代謝が衰え、体調も乱れやすくなります。被毛は「健康の鏡」とも言われるように、全身の健康状態が反映されやすい場所です。
「今日も元気にお散歩に行ける」「ご飯を美味しく食べられる」といった日々のコンディションの良さ(活力)が、結果として毛並みの美しさと密接に関係しています。
注意:急激な脱毛、皮膚の赤み、痒みを伴う場合や、極端に毛艶が悪くなった場合は、単なる加齢ではなく病気の可能性もあります。自己判断せず、早めに獣医師の診察を受けてください。
今日からできる!シニアペットのための「内側からのケア」
美しい毛並みを目指すためにまず大切なのは、毎日の食事管理です。シニア期の体に合わせた栄養アプローチを取り入れましょう。
良質で負担の少ない「タンパク質」を
被毛の材料となるのは「ケラチン」というタンパク質です。シニア期は内臓(特に腎臓や肝臓)への負担を考慮しつつ、「良質で消化吸収の良いタンパク質」を選んであげることが大切です3。
アミノ酸バランスの整ったフードや、消化しやすい白身魚や鶏ささみなどの食材をトッピングすることで、効率的な栄養補給をサポートします。
「良質なオイル」で皮膚の健康を維持
皮膚と被毛の健康維持にはオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)などの良質な油分が役立ちます。これらは体内で作ることが難しいため、食事から補う必要があります。
- 魚油(フィッシュオイル): DHA・EPAが豊富に含まれます。
- 亜麻仁油(アマニ油): α-リノレン酸を含みます。
これらを適量取り入れることで、皮膚の健康を維持し、パサつきがちな被毛に配慮することができます。ただし、オイルの与えすぎは消化器の負担になることもあるため、少量から始めて愛犬・愛猫の様子を見ながら調整しましょう。
「腸内環境」を整えて、栄養を無駄なく届ける
毛並みの変化の理由として「栄養を吸収する力の変化」を挙げましたが、その鍵を握っているのが「腸内環境」です。
シニア期になると、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れやすくなります。どんなに良質なタンパク質やオイルを食事で取り入れても、受け皿となる腸が整っていなければ、栄養を十分に活かすことができません。
- 栄養の入り口を整える: 乳酸菌やビフィズス菌、それらの餌となる水溶性食物繊維などを取り入れることで、健やかな腸内環境をキープしましょう。スムーズな吸収をサポートすることは、巡り巡って皮膚や被毛の健康維持へとつながります。
- 健やかなコンディションの維持: 体の守る力(免疫力の維持)の多くは腸に集中していると言われています。腸内環境を整える「腸活」は、毛艶を保つだけでなく、シニア期特有の「なんとなく元気がない」という状態をケアし、健やかな毎日を送るための大切な土台作りになります。
「内側からのケア」として、食事の内容だけでなく、それを吸収する「お腹の健康」にもぜひ目を向けてみてください。
愛情を伝える「外側からのケア」
内側のケアと同時に、物理的なお手入れで皮膚と被毛を守ってあげることも大切です。
ブラッシングによるマッサージ効果
ブラッシングは抜け毛を取り除くだけではありません。ブラシを使って優しくマッサージを行うことで皮膚に物理的な刺激を与え、血行を高めるなど健やかな皮膚と被毛を保つ効果が期待できます。
シニア期は皮膚が薄くデリケートになっているため、皮膚を傷つけないよう柔らかいブラシを選び、優しく触れ合う「コミュニケーションの時間」として活用してください。心地よい刺激はペットのリフレッシュにもつながります。
「洗わない」選択肢も視野に入れた保湿ケア
シニアにとって長時間のシャンプーやドライヤーは姿勢のキープが必要なため、体力的な負担になることがあります。また、洗いすぎは皮膚の乾燥の原因にもなります。
洗う頻度を減らしたり、皮膚に優しく洗い上げる工夫も大切です。
- 部分洗いを取り入れる: おしり周りだけなど
- 泡タイプのシャンプーを選ぶ: 泡立てる時間やすすぎ時間を短縮し、シャンプー時間や皮膚への負担を減らせます。
- 低刺激・保湿成分配合のものを選ぶ:シャンプー選びの際に洗浄力よりも「皮膚の潤いを保つこと」を重視します。
- 洗い流さない保湿剤を活用する: 保湿スプレー(ゆずセラミド)やムースで「汚れを拭き取るケア」にシフトし、シャンプーの回数を減らします。
このように汚れを徹底的に落とすことよりも、愛犬・愛猫の体力やデリケートな皮膚を守りながら清潔を保つケアがおすすめです。
食事だけでは補えない時は「サプリメント」を活用する
「食が細くなって十分な量を食べられない」「好みがコロコロ変わるのに合わせてフードを変えると、お腹の調子が乱れてしまう」
そんなシニア期の悩みには、サプリメントでの栄養補助が役立ちます。
シニア期の毛並み対策において最も重要な視点は、被毛そのものだけでなく「全身の健康を維持し、本来持っている免疫力を保つこと」です。
体が本来持っている力を維持できてこそ、身体の隅々、つまり毛先まで栄養が行きわたるようになります。
| 成分の役割 | 期待できるサポート |
| おなかの健康を維持する成分 | 生きた善玉菌(プロバイオティクス)や、善玉菌の栄養となる成分(プレバイオティクス)などが腸内環境を整え、日々の調子を整えます。 |
| 健康維持により免疫力を保つ成分 | β-グルカンなどが、健康な体を守ります。 |
| 若々しい健康維持を助ける成分 | 抗酸化成分などが、シニア期のエイジングケアをサポートします。 |
これらを日々の習慣に取り入れることで、シニアペットの元気と食欲を維持し、内側から健康をサポートすることができます。
日々の健康維持が、輝く毛並みにつながる
愛犬・愛猫の毛並みの変化に気づいたら、それは「もっとケアしてほしい」という体からのメッセージかもしれません。
- 消化に配慮した良質なタンパク質を摂る
- オメガ3などの良質なオイルで皮膚の健康を維持する
- 腸活
- ブラッシングのマッサージ効果で健やかな皮膚を保つ
- 洗い方を見直す
- サプリメントで日々の健康を維持し、免疫力を保つ
これらを組み合わせたエイジングケアで、いつまでも触れていたくなる健やかな被毛を目指しましょう。
私たち株式会社ミネルヴァコーポレーションは、愛犬・愛猫がご家族と少しでも長く、健やかな時間を過ごせるよう、獣医師との連携のもと信頼性の高い製品づくりに取り組んでいます。ペットと飼い主様の笑顔あふれる毎日をサポートします。
