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院内の衛生対策、清潔な空間作りと消臭を一本で。「還元性イオン水」サイクリーンのエビデンスと待合室での活用事例

動物病院において、日々の「衛生管理」と「ニオイ対策」は、治療と同じくらい重要な業務と言っても過言ではありません。 待合室に漂う独特の動物臭や薬剤のにおいは、来院される飼い主様に不安や不快感を与えるだけでなく、病院のブランドイメージを大きく左右します。また、見えない汚れ、バイ菌、雑菌などに対する院内の衛生対策、清潔な空間づくりは、緊張感の絶えない課題です。

しかし、強力な薬剤を使えば使うほど、アルコール臭によるスタッフのストレスや、動物たちの粘膜への刺激、金属腐食などのデメリット生じます。「効果は欲しいが、安全性も譲れない」。そんな現場のジレンマを解決する選択肢として、今、高機能な「還元性水(電解水)」が注目されています。

今回は、ミネルヴァコーポレーションが提案する、水から生まれた衛生管理ツールの科学的根拠(エビデンス)と、明日から使える待合室での活用事例をご紹介します。

 

なぜ今、「還元性イオン水」なのか? アルコール・次亜塩素酸との違い

衛生管理には、これまでアルコール製剤や次亜塩素酸ナトリウム希釈液が一般的に使われてきました。しかし、これらにはいくつかの弱点があります。

  • アルコール: 脂質エンベロープを持たないウイルスには効果が薄い場合がある。また、刺激臭や脱脂作用による手荒れ、ゴム・樹脂の劣化を招く。
  • 次亜塩素酸ナトリウム: 漂白作用や金属腐食性があり、使用後に拭き取りが必要。動物が舐める場所には使いにくい。

 

これに対し、特殊な電気分解技術などで生成された「還元性イオン水」は、以下の特徴を持ちます。

1. 優れた「洗浄力」と「浸透力」

還元性イオン水(特にアルカリ性の性質を持つもの)は、タンパク質や油脂汚れを乳化・分解する能力に長けています。汚れ(有機物)は菌やウイルスの温床であり、バリアでもあります。そこで、汚れに対する「浸透力」「洗浄力」で汚れを落とし、除菌効果を最大限に発揮できる環境を作ります。

2. 動物にも人にも優しい「安全性」

還元性イオン水100%であるため、揮発性溶剤のような刺激臭がありません。万が一動物が舐めてしまっても、あるいは皮膚に触れても、安全が確保されます。

 

エビデンスに基づく「除菌」と「消臭」のメカニズム

「ただの水ではないか?」という疑問に対し、しっかりとした検証データ(エビデンス)が存在します。ここでは一般的な還元性イオン水のメカニズムについて解説します。
※すべての還元性水が同じ効果を持つわけではありませ
ので、製品ごとの試験結果をご確認ください。

ウイルス・細菌へのアプローチ(除菌作用)

還元性イオン水に含まれるマイナスイオンが、細菌やウイルスの表面に吸着します。電気的な反発力や浸透圧の変化によって、細菌やウイルス付着物から洗い流す、あるいはその働きを弱めます。 第三者検査機関による試験では、短時間での高い減少率(除効果)が確認されている製品も多く存在します。

ニオイの元を断つ(消臭作用)

一般的な芳香剤は、強い香りで悪臭を包み隠す「マスキング」ですが、還元性イオン水はメカニズムが異なります。 動物病院のニオイの主な原因であるアンモニア(尿臭)やメチルメルカプタン(便臭)、イソ吉草酸(体臭)などの原因物質を、イオンの力で分解・中和します。「ニオイが消える」のではなく「ニオイの元をなくす」ため、臭いのない空間をつくることができるのです。

 

待合室・診察室での具体的な活用事例

それでは、実際に動物病院の現場でどのように活用できるのか、具体的なシーンをご紹介します。

【事例1】待合室のソファー・床の清掃

不特定多数の動物が利用する待合室は、最も汚れやすい場所です。 粗相をしてしまった後の床掃除に還元性イオン水を使用することで、排泄物の汚れ(有機物)をしっかり分解しながら、ニオイ残りも防ぎます。また、布製ソファーなど洗いにくい家具に対しても、スプレーして拭き取ることで、染み付いた体臭や雑菌を除去し、清潔を保てます。

【事例2】診察台・処置台の「リセット」

診察台の洗浄。アルコール特有の刺激臭は、次に乗る動物(特に猫)に恐怖心を与えることがあります。 無臭の還元性イオン水を使用することで、動物にストレスを与えずに衛生的な「リセット」が可能です。金属腐食性がないため、ステンレス製の台や医療機器周りにも安心して使用できます。

【事例3】入院ケージ・キャリーの衛生管理

入院室は密閉空間になりがちで、ニオイがこもりやすい場所です。ケージ掃除の仕上げに還元性イオン水を使用することで、感染対策と消臭を同時に行えます。また、貸し出し用キャリーケースの返却後の洗浄、除菌にも最適です。

【事例4】スタッフの手荒れ対策として

頻繁な手洗いやアルコール消毒で、スタッフの手指は荒れがちです。院内の清掃業務を、肌への刺激が少ない還元性イオン水に置き換えることで、スタッフの労働環境改善(手荒れや吸入リスクの軽減)にもつながります。

 

「清浄な空間」は病院の信頼そのもの

「動物病院だからニオイがするのは仕方ない」 かつてはそう思われていたかもしれません。しかし、近年の飼い主様の衛生観念は非常に高く、病院選びの基準として「清潔感」は上位にランクインします。

入り口のドアを開けた瞬間、嫌なニオイがせず、空気が澄んでいること。 それは、「ここでは衛生管理が行き届いている」「大切な家族(ペット)を安心して預けられる」という無言のメッセージとなり、病院への信頼(ブランディング)を強固なものにします。

 

まとめ:安全と効果を両立する「第3の選択肢」

院内感染対策と消臭を一本でこなす「還元性イオン水」について解説しました。

  1. 汚れを落とす「洗浄力」と、菌・ウイルスへの「除菌力」を併せ持つ。
  2. ニオイの元を分解・中和するため、消臭効果が高い。
  3. 水由来で刺激がないため、動物・人・設備に優しく、どこでも使える。

薬剤による強力な殺菌も時には必要ですが、日々のベースとなる衛生管理(デイリーケア)には、リスクが少なく持続可能な方法を選ぶことが重要です。

ミネルヴァコーポレーションでは、獣医療の現場を知り尽くした視点から、確かなエビデンスに基づいた衛生管理製品をご提案しています。 スタッフ様の手間を減らし、動物たちに快適な環境を提供するために、ぜひ「還元性イオン水」の導入をご検討ください。製品の詳細や資料請求は、お気軽にお問い合わせください。

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